2011年5月12日木曜日

JR東海 「リニア・鉄道館」がオープン

 JR東海の「リニア・鉄道館」が3月14日オープンした。交通ペンクラブ24人は7日にプレビューを楽しんだ。
 名古屋駅で迎えてくれたのは、交通ペンクラブ会員のJR東海相談役、須田寛氏(元社長)。鉄道マニアである。「旧国鉄の名古屋管理局長時代(1979年5月~81年6月)、保存価値のある車両を美濃太田車両区の留置線に貯めました。それが今回生きました」。
 貴重品は、モハ1形式電車。鉄道省が1921(大正10)年から製作した木製車体の電車。内部を宮大工に頼んで復元した。
 戦前、阪神間の急行電車として活躍したモハ52形式電車や、1930(昭和5)年の省営バス第1号(鉄道記念物)などが挙げられるが、JR東海といえば東海道新幹線。0系、100系、300系……と歴代幹線車両が展示され、最新N700系は運転のシミュレーションが楽しめる。むろんその先は時速500㌔運転のリニアモーターカーである。ジオラマが面白い。幅33㍍、奥行き最大8㍍。線路延長1㌔。日本一の広さなのだという。
 名古屋駅からあおなみ線終点金城ふ頭駅下車。入場料大人1000円。火曜休館。展示39両。初代館長は金子利治氏(62歳)。
     










           ◇
 参加者は次のとおり(敬称略)
 石神源助、荻原正機、小澤耕一、柏靖博、斎藤雅男、関原誠一、曽我健、竹内哲夫、辻勝、堤哲、中島啓雄、初田正俊、二川和弘、古林肇道、落合ふたば、古屋成正、松浦和英、吉澤眞、十河光平、米山淳一、佐藤俊恵、栗原稔枝▽JR西日本=杉本伸明▽運輸調査局=高井力雄=以上24人