瓔珞の光芒海の夏没日 留峰
「生誕120年 小野竹喬展」(3月2日~4月11日、東京国立近代美術館)で行われた俳句コンテストで、交通ペンクラブ会員の小澤耕一さん=写真=が最優秀賞に選ばれた。
国鉄OB会で同展を鑑賞。その絵「奥の細道句抄絵 暑き日を海に入れたり最上川」を見た時、北大予科生時代に愛唱した寮歌「瓔珞みがく」(大正9年)の「瓔珞」(ようらく)が口をついで出て、この句がすらすらとできました。寮歌に感謝々々です、と小澤さん。寮歌の一番を紹介してくれた。
瓔珞みがく石狩の
源遠く訪ひくれば
原始の森は闇くして
雪解の泉玉と湧く
主催の毎日新聞社からの賞品は、竹喬の絵をプリントした黒地の布製バッグと絵はがき5枚、それに入場券1枚だったが、小澤さんは「小生の俳句をあまり評価しなかった家内の開眼に大いに効果がありました」。
2010年5月1日土曜日
トップ賞
ラベル: 101号