2010年7月26日月曜日

グループライユ展

 「70の手習いなんですよ」。柳田真司さん(81歳)は照れくさそうに笑った=写真右。東京・新宿のギャラリーで7月4日から10日まで開かれた「第14回グループライユ展」の会場で。 
 出品した作品は、長崎のハウステンボスと、新宿駅南口を俯瞰(ふかん)した2点。明るい色づかいで、メルヘンチックな油絵である。 
 「NHKの通信教育講座でパソコンを習ったのですが、引き続き絵の講座をとりましてね。そのあと先生について描き始め、この会の出品は7回目になります」 
 グループライユ(フランス語で線路)は、絵を描くことが趣味の鉄道関係者の集まりで、日本交通協会が発行している『汎交通』表紙絵の東京駅を描いた元国鉄常務理事の長浜正雄さんらが結成。14回展は32人が52点を出品した。日本交通協会理事長の前田喜代治さんは「東京駅ラッピング」と「第二有楽架道橋橋脚」の2点=同左。JR西日本元社長・会長の南谷正二郎さんも安芸の宮島を描いた「みちしお」を出展している。